小さな地方都市「佐賀県伊万里市」の隠れた魅力4選

伊万里の隠れた魅力 歴史
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佐賀県の小さな街「伊万里」をご存じですか?今回は伊万里の隠れた魅力を4選紹介します。この記事は九州旅行で佐賀に行きたいけど、どこにいったらいいかわからない、伊万里という場所について簡単に知りたいという方におすすめです。

伊万里ってどんな街?

佐賀県伊万里市。人口は5万人くらいで、佐賀市、唐津氏、鳥栖市に次ぐ、県内で4番目の小さな地方都市です。

東側は長崎県の松浦市や佐世保市と接しており、昔は肥前の国で佐賀と長崎は国が一緒だったので、少し長崎の香りもする街です。

この街の特徴は「焼き物が有名」であることです!

鍋島焼と伊万里焼はこの街を語るうえで欠かせないものです。

伊万里市街地
伊万里市街地

「古伊万里の積み出し港」として栄えた歴史がある

駅から北の方向に歩いていくと、すごい歴史をもった川(伊万里川)があります。

中世の伊万里は「伊万里浦」と呼ばれていて、家も少なく、整った港ではありませんでした。

江戸時代は伊万里川の河口にひらけた場所は「伊万里津(いまりつ)」と呼ばれるようになりました。

津とは港町のことで肥前(現在の佐賀あたり)でつくられた磁器は伊万里津から船で積み出されてたので港の名にちなんで伊万里焼と呼ばれていたそうです。17世紀後半には遠くのヨーロッパに運ばれ、貴族の宮殿を飾りました。

伊万里津は東洋と西洋を結ぶ海の道でシルクロードならぬ「セラミック・ロード」の出発点だったのです。江戸時代後期には佐賀藩内でも伊万里津からあがる税収が佐賀藩の他の津に比べ、とびぬけて多く、とても重要な港として栄えていたそうです。江戸時代後期には、家の数も800軒を超えていたとか…普通の川だと思ってたら濃い歴史がこの伊万里川にはありました。

伊万里川
伊万里川の陶器オブジェ

伊万里焼を鑑賞して審美眼を鍛える

伊万里市も佐賀県有田町の有田焼や長崎県波佐見町の波佐見焼と同じで焼き物が有名です。世界的に有名な有田焼に隠れていますが、伊万里も焼き物の街として隠れた魅力が眠ってます。

ここで紹介するのが、古伊万里と鍋島の2つ。

古伊万里は、江戸時代に肥前地区で焼かれた焼物は、伊万里津から積み出され、国内外問わず運ばれたので、これらの焼物の総称として「古伊万里」と呼ばれています。古伊万里は一般向けと富裕層向けに大量に生産されました。

一方、鍋島は、日本で最初に陶器を完成させた佐賀藩の鍋島家が「藩窯」を作って、主に幕府の将軍に献上するために特別扱って、江戸時代の幕府体制がなくなるまで作られたそうです。

鍋島焼にも様々な種類がありますが、白色の肌に染め付を描いた後に焼き、さらに赤・黄・緑を基調にした上絵を施して、再び焼き上げた「色鍋島」は焼物についてあまり知識がなかった僕でもわかるほどの美しさを誇っていました。

伊万里市内には、本町名店街にある伊萬里まちなか一番館、そして駅からダイレクトにアクセスできる伊万里・鍋島ギャラリーで伊万里焼を見ることができます。伊万里・鍋島ギャラリーは無料で見学できて非常に満足度が高い施設となってます!

伊万里・鍋島ギャラリー
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伊万里駅の駅舎が面白い

伊万里駅は明治32年(1899年)に、伊万里の有権者が協力して伊万里鉄道を作りました。

現在の伊万里駅はJR筑肥線と松浦鉄道の2つの路線があります。地元では松浦鉄道のことを「MR」と呼んでます。駅舎は松浦鉄道とJRの2つあり、間に道路に挟まれ、2階は東西連絡通路で両方を行き来することができます。東側は松浦鉄道の出発地点、西側は筑肥線の終点って感じです。

松浦鉄道は元国鉄の松浦線という線路でした。経営が悪化したため、民間の会社で運営することになり、「松浦鉄道」に変わったそうです。

現在の伊万里駅は「JR九州の終点」と「松浦鉄道の起点」が同居する駅ですが、かつての「交通の結節点」の名残が強く残る面白い駅でした。

伊万里駅
伊万里駅
JR伊万里駅
JR伊万里駅

「MR」から始まるローカル線の旅

地元から愛される松浦鉄道(MR)。松浦鉄道は伊万里駅から長崎県の佐世保駅まで走ってます。

途中駅は有田焼の有田駅、アジが有名な松浦駅、日本最先端駅であるたびら平戸口駅など、沿線の魅力もたくさん!そしてほっこりするのが、駅にかわいらしい絵が描かれています。

時間帯によっては快速の設定もありますが、駅間の距離は短く、ゆったりとしたローカル旅を楽しむことができます。

東西2棟の白壁風の駅ビルは平成14年(2002年)の新築です。そんな駅舎からスタートする松浦鉄道のゆったり旅をお楽しみください。

松浦鉄道の電車
松浦鉄道

まとめ

今回は佐賀県伊万里市についての紹介でした。私は伊万里市にまだ一度しか訪れていませんが、伊万里焼を始め、焼物に力を入れている街だということがわかりました。

駅から少し先の伊万里川にかかっている相生橋や佐賀銀行の横にあるからくり時計、そしてからくり時計の右側を歩くと歴史的な建物が並んでいる本町名店街。生活感もありながら「津」として栄えた歴史をもつ個性的な街でした。また訪れたくなりました。

佐賀旅を計画していて、伊万里市に興味を持ってくれた方に参考になれば幸いです。

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